プラダン
Staff ブログ
昨日はプラスチック製の段ボール（通称 プラダン）の製造メーカーを見学させていただきました。
プラダンに使用されているシートにも段ボールと同じく段が入っています。段ボールのように板紙と段を貼り合わせることはできないので、もともと段が入った形でひねり出されて製造されます。パスタがひねり出されてくるイメージが近いかなと思います。
そのため段ボール箱に比べると強度、耐久性ともにはるかに上ですが、価格も5倍～１０倍します。紙を素材とする段ボールに比べ、プラスチックは固いので裁断、折り曲げ、すべての作業において労力と時間がかかるため、値段にもそれなりに反映されてしまいます。ただ、商品の通い箱として使用されることが多いので、少なくとも２０回は往復できることを考えれば、価格の上ではプラダンのほうが段ボール箱より安価になるという計算になります。
プラダンは、箱の他、養生シートやパーテーションにも適しています。引っ越しされる方がおられる時、よくマンションのエレベーターが養生シートで囲まれているのを見かけますね。あの青や透明のシートがこのプラダンシートです。素材がプラスチックで、しかも中が中空構造になっているため、外からの衝撃にも非常に強いという特性があります。
段ボールなのか、プラダンなのか、用途によりうまく使い分けられるとコストダウンにも繋がることになると思います。